1日、映画の日っつーことで新宿バルト9に『サクらんぼの恋』観に行ってきました。古厩智之監督作。
大変面白かったです。
http://sakukoi.official-movie.com/
軽めのいい話かと思ったら、後半かなり重い展開でちょっと驚きました。
終盤、それはそれでベタと言やぁベタな展開なんだけど、そっちに行くとは全く思っていなかったので「マジか‥」てなりました。でもラストでは思わずウルッときたなあ。
主演の宮川大輔もヒロインの桜井ユキもすごくよかったです。
正直に言うと序盤、細かい所ですが、古厩監督らしからぬ、え、それはちょっと雑では‥? てな箇所があって(ファミレスのお客がまだいる前で店員が店長へのダメ出し言ったりとか、ヒロイン目の前の距離でのそのヒソヒソ話は完全にバレるだろとか)、うっすら不安も感じたんですが、その辺以降は全編画面に古厩節が溢れていてそれらを忘れさせてくれて、心地良かったです。古厩節って何だと聞かれると説明は難しいんだけども‥‥ なんというか、まなざしというか。
ヒロイン美咲が炬燵で寝る理由を語るところは刺さりました。海のシーンの多幸感は眩しかった。
古厩映画で、もしかしたら『まぶだち』以降で一番よかったかも。よかったです。
それなのに公開は東京では一日一回一週間限定で、今日でもう終わってしまった模様。パンフとかもなかった。
勿体なさすぎる! もっと広く観られて欲しい。