夏が来れば思い出す‥‥
若かった頃、私にとっての夏の風物詩、夏の一大イベントと言えば、なんと言っても“ライヴ・アンダー・ザ・スカイ”でした。
今となっては知らない方も多いでしょうが、昔はジャズにも大規模野外フェスが複数あったのです。ライブアンダーやらMt.フジやら斑尾やら。バブルの頃はジャズにもお金がまわっていたんだなぁ。いい時代じゃった。
ライヴ・アンダー・ザ・スカイの会場は最初が田園コロシアム(1977〜81)、83年からはよみうりランド内のオープンシアター”EAST"に移って92年まで開催されました。
私が初めて行ったのは85年のマイルス・デイビス・グループ。初めて見る生マイルスがカッチョよくて、訳もわからず感動したなあ。
それから数々行きまして、
今は亡きリチャード・ティーのキーボードが人柄そのもの!って感じだったザ・ガッド・ギャング(ガッドギャングー!)
ワールド・サキソフォン・カルテットが加わったアンコールの「マイ・フェイバリット・シングス」がめちゃめちゃ凄くて痺れたトリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン(コルトレーン!)
これも今は亡きハイラム・ブロックが客席に飛び降りて観客にもみくちゃにされながらもギター弾きながら一周した雄姿が忘れられないデヴィッド・サンボーン・グループ(サンボーングループー!)
前衛演劇みたいで正直よくわかんなくてちょっと笑っちゃったのは、俺がやっぱりわかってなかったのかサン・ラ・アーケストラ(アーケストラー!)
ジョー・サンプルがポロロロと弾き出した瞬間、その音に(おお、ジョー・サンプルだ〜)と思ったら、同時に近くの誰かが「おお、ジョー・サンプルだ‥‥」とつぶやいたのが可笑しかったセレクト・ライヴ・スペシャル・バンド(バンドー!)
豪雨の後の晴れた夜空に「タイム・アフター・タイム」のオープン・トランペットが切なく響き渡ったマイルス(マイルスー!)
‥‥と思わず起立して楽しかった思い出を叫んでしまうくらい、色んな場面が思い出されます。思わず遠い目‥‥ 楽しかったなあ‥‥ つーか亡くなったミュージシャン多いよなぁ‥‥
それらのプログラムの中にはライヴ盤としてCD化されたものもあるわけです。そこには、私の拍手・歓声が、しっかりと記録されておるわけです!
そんな私の栄光の録音暦をご紹介しましょう! ディスクに刻まれたドキュメントをお聞きあれ!
ライヴ・アンダー・ザ・スカイ 1987~トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン [DVD]
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CDもDVDも残念ながらアンコールは収録されていない。
- アーティスト: 佐藤允彦,アレックス・アクーニャ,レイ・アンダーソン,土方隆行,峰厚介,岡沢章,ウェイン・ショーター,高田みどり,梅津和時,ナナ・バスコンセロス
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
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『THE MARCUS MILLER PROJECT featuring DAVID SANBORN』のCDはブートで、これもAmazonにはなかった。燃えるなしかし。(例によってYouTubeは勘で貼ってます)
ハイラム、まだ痩せてました。
これが最後のよみうりランドの夏になった。クソ暑かったなあ。
あ〜あ、台風来ないかなぁ〜。じゃなかった、また野外ジャズフェス来ないかなぁ〜〜。