師走はさすがに忙しい

 あっという間に大晦日で、その大晦日ももう終わろうとしてて焦ります。

 今、年賀状書いてます。

 さっき紅白見てたら薬師丸ひろ子さんが歌について相米監督に言われたことの話をしていて、相米という名前は出さなかったけれどもなんかグオオ‥‥ッときました。

 相米監督で今年を締めくくる大晦日の夜です。

 

 なかなか上手く進みませんがネームはやってます。

 今年もお世話になりました。

 皆さん、よいお年を。

 

 

伊豆山土砂災害支援チャリティーオークション最終報告

nihonmangakakyokai.or.jp

 

 9~10月に行われた熱海の伊豆山土砂災害支援チャリティーオークションですが、日本漫画家協会から本日、最終報告がありました。

 落札総額11,954,374円。そこからYahoo手数料と梱包資材購入費、送料実費の経費を差し引いた11,268,330円を11月11日に熱海市義援金口座に送金したとのことです。

 一千万円を超えるとは本当に驚きました。

 ご協力くださった皆様、誠にありがとうございました。

 改めて、熱海の土砂災害で被災された方々にお見舞い申し上げます。

 

https://nihonmangakakyokai.or.jp/wp-content/uploads/2021/11/picture_pc_19a4ae4e8091c749bea77459cb26c328.webp

www3.nhk.or.jp

note.com

 

『石の花』復刊についての追記

 

 先日の私のブログに対して、坂口尚オフィシャル | 午后の風さんがTwitterで言及して下さり、今度のKADOKAWA版『石の花』では光文社版注釈は踏襲しない旨のツイートがありました。

 ああ、よかった!

 私の杞憂でした。本当に安心しました。

 そしてオフィシャルの方、わざわざ私のその「気がかり」に対して丁寧な説明・回答をして下さり、ありがとうございます。失礼を申しました。

 

 繰り返しになりますが、今度の『石の花』復刊は本当に嬉しいニュースです。いち坂口尚ファンとして、関係者の皆さんの努力には感謝でいっぱいです。来年が楽しみです。

 

『石の花』復刊

 

 おおー、坂口尚さんの『石の花』が大きいサイズで復刊! 素晴らしい! めでたい! KADOKAWAさん偉い! ありがとう!

 嬉しいなー。

 

 

 

 ただ、

復刊は本当に嬉しいんですが、ひとつうっすらと気がかりなことが‥‥

 

 『石の花』は過去5回単行本化されていまして、

 

潮出版社 希望コミックス(1984~86年/全6巻)

2  新潮社 新版・ハードカバー(1988年/全5巻)

講談社漫画文庫(1996年/全5巻)

講談社 愛蔵版(2002年/全4巻)

5  光文社コミック叢書(2008年/全3巻)

 

という流れなんですが、今のところ最新の5の光文社版で突如、それまでの1~4にはなかった注釈が本編ページの枠外にいくつか付け加えられたのです。

 こんな具合。

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講談社愛蔵版『石の花』2巻70ページ

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↑ 光文社版『石の花』上巻458ページ 「アーリア人種」の箇所に注釈が付加されている。「アーリア(サンスクリット語="高貴")=古代インドに侵入した人種の言語が人種にすり換えられ、ゲルマン人種に等化されていった。」

 

 おそらく、読者の理解を深める補助という意図で、善意から加えられたものだとは思うんです。が、しかし。

 あくまで一読者の意見ですが、故人である著者(1995年没)が承知していない文言を、たとえコマの枠の外であっても本編ページに勝手に後から付け加えるのはちょっとどうなのかなーと思ったりするわけです。

 正直賛成できないなー、と。

 小さい文章とはいえ漫画本編ページのルックを著者に無断で改変するのは控えるべきではないかなー。解説等を加えるのであればそれは本編とは別のページに載せるべきではないかなー。と、光文社版を見た時に私は思ったのでした。

 

 そこのところが今度のKADOKAWA版ではどうなるのか私は何もわかりませんが、あの光文社版の注釈はなくして欲しい、元に戻して欲しいと、今回の復刊のニュースを喜びつつ勝手にそう願っている今日この頃です。

 

 すいません、なんか水を差すようなことを書いてしまいまして。実はいちファンとしてずっとモヤモヤしてたことだったのでした。

 ま、それはそれとして! 復刊は本当に嬉しいニュースです。A5よりひと回り大きな判型で、原画から再スキャンし直した印刷だと言うし。来年楽しみです。この名作がより多くの人に読まれますように。