ジャック・ディジョネットの1978年ECM作『ニュー・ディレクションズ』が紙ジャケでリイシューされました。
紙ジャケといっても輸入盤のやつなので作りはチープで、当然内袋もなくギリギリサイズの紙にCDが裸でグイッと押し込まれてるだけのやつですが、それはいい。出て嬉しい!
内容素晴らしいです。全体的にレスター・ボウイのトランペットが躍動的にソロをとってますが、トランペット+リズムセクションてな構図では勿論まったくなく、後ろで(後ろでもないが)ウネウネ鳴り続けるジョン・アバークロンビーのギター&マンドリンがウネウネしながら空間を埋めていってて最高です。更にそこに絡みつくエディ・ゴメスのベース、がんがん鼓舞するディジョネットのドラムス、正に組み合わせの妙といえるマジックが炸裂してます。
最後にディジョネットがピアノを弾く『Silver Hollow』の美しさ。
やっぱこの頃のECMいいなあ。