アウア・イオ

　ブラジルのミュージシャン、イヴァン・リンスの９１年作『アウア・イオ』が久々に再発されてます。
　北米市場向けにスチュワート・レヴィン＆ラリー・ウィリアムスのプロデュースで制作されたアルバム第２弾ですが、第１弾の『ラヴ・ダンス』（８９年）が１０曲中８曲が英語詞で歌っていたのに対し、こちらは全編ポルトガル語。よそ行き感のない、のびのびとしたイヴァン節を堪能できます。

　これに収録されている「アグア・ドーシ」という曲が好きで、曲名は本当は「真水」という意味なんですが、直訳の「甘い水」というのを後に漫画のタイトルにしたのでした。
　大海に注ぐ真水‥という一節が出てきます。いい歌詞なんすよね、これが。

アウア・イオ~魂への讃歌

作詞：ヴィトール・マルティンス / 作曲：イヴァン・リンス　

　
　『ラヴ・ダンス』も決して悪いわけではなくて、これはこれですごくよく出来たポップ・アルバムです。ブレンダ・ラッセルとのデュエットもあり。こちらも一緒に再発。

LOVE DANCE