幻獣神話展 II

 毎度お世話になっている永野のりこさんが参加されている『幻獣神話展 II』が来月、東京渋谷のBunkamuraギャラリーで開催されるそうです。

神話展 II 遙かなる憧憬との対峙》
於、渋谷 Bunkamura Gallery 2015/8/6(木)〜8/16(日) 入場無料
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/150806genjyu.html

 絵画・イラスト・立体と多様な展示になっているようです。夏休みのお出かけにいかがでしょうか。
 

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 室生犀星の「蜜のあわれ」、図書館で昭和文学全集を借りてきて読み始めました。面白い! なんだこりゃ!
 地の文はなくて、老作家と金魚の会話のみで書かれています。とぼけたユーモアとけっこうあけすけなエロスで、面白いったらありゃしない。
        
「一たい金魚のお臀( しり )って何処にあるのかね。」
「あるわよ。附根からちょっと上の方なのよ。」
「ちっとも美しくないじゃないか。すぼっとしているだけだね。」
「金魚はお腹が派手だから、お臀のかわりになるのよ。」

 勝手に引用しちゃいましたが、これ、映画の脚本はどうなってるか知らないけど、役者は芝居考えるの楽しいだろうなあ。
 室生犀星、七十歳でこんな小説を書いていたとは。すごい。