麒麟がくる

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 『麒麟がくる』面白かったなあ。

 小4で『国盗り物語』を見て、近藤正臣明智光秀がかっこよくて、それ以来明智光秀好きだったので、今回がっつり主人公として描いてくれて非常に満足しました。

 子供の頃に、好きな武将で明智光秀と言うと「え~~っ⁈」って言われることが多く、しかし「どこが⁈」と聞かれても、近藤正臣がかっこよかったから‥とはなんか恥ずかしくて言えず、そんな気持ちが今作で成仏できた気がします(笑)。

 のめり込んで、ああ細川、お前ェ― ――チクんのか―――っ、ぐうぅ‥‥っ、と悶絶しました。

 一年間、いろんな人から頼られていろんなミッションを課せられ続け、最後の最後に自分自身で決断したミッションを遂行したら、誰も助けてくれなかった光秀‥‥ 辛い。

 ラストは、光秀生存・天海説とまでは思いませんが(そんな説をそもそも知りませんでしたが)、光秀の魂が麒麟となって家康の江戸幕府成立に向かって駆けていった、と解釈しました。

 しかしこの流れで見ると、その後の関ヶ原大坂夏の陣もこれまでと全く違って見えるから歴史‥というかドラマって面白い。

 脚本の池端俊策さんは、監督も務めた映画『あつもの』(1999年)が面白くて好きでした。ヨシ笈田が強烈だった。

 大河ドラマ、久しぶりに全話完走して堪能しました。

 

 

 

 あと、『テス』の映像特典、ドキュメンタリー三部作とメイキング&インタビューを見ました。

 あのストーンヘンジがセットだったとは‥‥! そこから登る朝日が投光器の光だったとは‥‥!! 知らなかった。

 ポランスキーの演出ぶりが、けっこう自分で演ってみせるタイプだったのが、へえー、そうか俳優出身だしね‥‥という感じで面白かったです。