また(ジョンのベスト盤が出た)か‥‥、と思ってスルーするつもりが、またリミックスされてんのか‥‥、ジョンのボーカルが前に出てきてるのか‥‥、2枚組か‥‥、音いいのか‥‥とか見てるうちに気が付いたらポチッているからインターネットって怖い。
買ってしまいました、輸入盤二枚組『GIMME SOME TRUTH.』。
しかしベスト盤が出る度に思うけど、なんで毎回「Nobody Loves You 愛の不毛」が入ってないんすかね。まあシングル曲ではないけど、人気のある曲じゃないですか。私も好きだ。でも入らない。ベスト盤の選曲なんて誰からも文句の出ないことなんて百パーないとはわかっていますが、今回は2枚組だし、今までとの差別化という意味でもいいかげん入っていてもよさそうなものなのに、今回もまた入りませんでした。「オー・ヨーコ」と「ディア・ヨーコ」を両方入れるなら、それはどっちかにしていただいて(笑)、これを入れてもいいのでは‥‥とか思ったり。いや、どっちのヨーコもいいですけどね(;^^)。
「女は世界の奴隷か!」も入らないよなー。
このアルバムは"The Ultimate Remixes." と謳っていて、ネットで言われていた通り全体的にジョンのボーカルが(オリジナルより)前に出ていて輪郭がはっきりしている印象で、歌っているジョンの存在感が増してる感じで悪くないんですが、でも「真夜中を突っ走れ」のミックスはちょっと笑ってしまった。この曲は実質的に全編エルトン・ジョンとのデュエットなのにジョンのボーカルだけがやはり前に出ていて、上を歌ってるエルトンはちょっと引っ込んじゃってて、そ、それはどうなのかな~~(笑)。
アルバム『Milk and Honey』のジョンの曲は発表当初はいかにもリハーサル然とした粗い仕上がりな音でしたけど、ここではすっかり整えられて綺麗な音にまとまっています。技術ってすごい。
ほんでオリジナルではリズムボックスとピアノの弾き語りでカセット録音されたデモ音源だった「Grow Old With Me」が、オーケストラやベースがオーバーダビングされてゴージャスなテイクに生まれ変わってました。ジョンも多分こういう完成形を考えていたんだろうなとも思わせます。"The Ultimate Remixes."なんだし、これはこれでいいんじゃないかなと思いました。
【追記:2020/11/10】
とか言って「愛の不毛」入ってるベスト盤あったりして‥‥ と思って検索してみたら、ありました!
2005年発売の2枚組『決定盤 ジョン・レノン ~ワーキング・クラス・ヒーロー~ / The Definitive Lennonn - Working Class Hero』にしっかり入ってます。
あと4枚組BOXの『レノン / LENNON』(1990) 、『ギミ・サム・トゥルース / Gimme Some Truth - A Life In Music』(2010) にも入っております。
入ってました。
普通にありました。
すいません。
あと、オーケストラ入りバージョンの「グロー・オールド・ウィズ・ミー」は1998年の4枚組BOX未発表音源集『ジョン・レノン・アンソロジー / John Lennon Anthology』(と、その編集盤1CDの『ウォンサポナタイム / Wonsaponatime』)で発表されてました。ジョージ・マーティンのアレンジ、プロデュース。とっくの昔のバージョンでした。というかジョージ・マーティンの引退前の最後の、そしてビートルズ解散後のジョンとマーティンの唯一の共同作業と言える仕事だったんですね。知らなかった。
わかったようなこと書くもんじゃないですね。私が何も知らないだけでした。はー、冷や汗かいた。
失礼いたしました。
John Lennon - Nobody loves you (When You're Down And Out) (HQ)