ようこそ映画音響の世界へ

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 ドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』(原題: Making Waves / 監督: ミッジ・コスティン / 2019年 アメリカ)を観ました。

 新宿などの都心は避けて、埼玉県は川越の 川越スカラ座で鑑賞。

 川越スカラ座、初めて行きましたが、実に味のあるザ・昭和!!といった趣の年季の入った映画館で、ここにして良かったと思いました。

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 座席は横3席を空けて座るかたちになってまして、その形で九割がた埋まってました。

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 映画は、洋画DVDの映像特典によくある、関係者それぞれへのインタビュー映像を編集したメイキング番組みたいなのと同じ感じのフォーマットで作られてて、なんつーか映画を見た!って満足度はちょっと少なかったですが、まあ面白かったです。

 パンフレットの解説文で指摘されてましたが、取り上げられているのはほぼハリウッド映画のみで、フランス映画は唯一『勝手にしやがれ』(1959)が触れられているだけで後は全無視でした。『七人の侍』(1954)もチラッとだけ。ほぼ、ハリウッド映画音響の歴史、て映画です。

 

 私の記憶的にはやっぱ『地獄の黙示録』(1979)の音は衝撃的だったなあ。高1だったか新潟は長岡の映画館で観ましたが、あんな田舎の映画館でもちゃんとサラウンドになっていて、冒頭のヘリコプターの音が後ろから迫ってきた時は「おおー!」となったなあ。

 あと『プライベート・ライアン』のオマハ・ビーチ上陸のシーンの音は確かに怖かった。画面の外が音で実感できた。あの音を作った人がいたわけか。