大幹部 無頼

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 先月、神保町シアターに特集「俳優生活55周年記念 渡哲也――わが青春の日活撮影所」の一本『大幹部 無頼』(1968年/日活/監督:小澤啓一)を観に行ってきました。

 面白かったです。

 そりゃまあ色々古いと言やあ古いですが、よくできていてすっかり入り込んで観ました。

 

 無頼シリーズ全6作の第2作ですが、1作目を観ていないせいもあってか、健気一本槍のヒロイン松原智恵子より、女の哀れが切ない今作のゲストスター芦川いづみの方にグッと肩入れして観てしまいました。

 

 田中邦衛がいい役です。芦川いづみに「あんたこれからどうするの」と聞かれて「‥‥北海道に行こうと思ってんだ」と答えた時、神保町シアターの全員が「このあと富良野に行くのか‥‥」と思ったであろうことは間違いないと思われます。

 

 照明は、我々世代には相米組でお馴染みの熊谷秀夫。

 

 しかしこれ、1作目が『無頼より 大幹部』で、この2作目が『大幹部 無頼』って、なぜもうちょっとタイトル考えなかったのか。

 


「大幹部 無頼」The Outlaw Sword(公開年月日 1968年04月28日) 予告篇