先月、金沢に行く前ですが、東京有楽町の角川シネマ有楽町でやっていた市川雷蔵祭に『婦系図(おんなけいず)』(1962年大映/監督:三隅研次)を観に行ってきました。
金沢出身の泉鏡花原作。「別れろ切れろは芸者の時に言う言葉」でお馴染みのやつですが、でもそこしか知らないというか、今回初めてちゃんと観て、これがそれかと知りました。こういう話だったのかー。
お蔦が可哀想だった。恨み言のひとつも言わないで‥‥‥うう。どいつもこいつも反省が遅すぎんだよ! インテリ共め! 明治の男はひでえなあ。まあ何時でもひどいか。
終盤は劇場の其処此処ですすり泣く声がしてました。終了後には拍手も。
今回の市川雷蔵祭はこれ一本しか行けませんでした。もうちょっと行きたかったけど無理だった。