哀愁の町に霧が降るのだ

哀愁の町に霧が降るのだ 上 (小学館文庫)
 ふと寄った本屋でふと椎名誠『哀愁の町に霧が降るのだ』の文庫上下巻が新刊で平積みされてるのを見つけて、
「んおぉ?(こんなん出てたの?!)」となって、
「懐かし〜〜〜」と思わず買ってしまった。
 昔の情報センター出版局刊の上中下巻のソフトカバー単行本持ってるのに。
 ま、その単行本もどっか段ボールに仕舞っちゃって、どこだっけ‥‥って状態だけど。

 あとがき読んだら、この小学館文庫の前に91年に新潮文庫でも出てたのね。その時に上下巻二冊にまとまってたのね。知らんかった。多分当時は文庫を見かけても「単行本持ってるし」とスルーしてて記憶に残ってなかったんだろうな。

 内容かなり忘れてるけど、懐かしい。単行本読んだのは、まだデビュー前でマンガ描かなきゃと思いつつ、思うだけでただバイト生活に流されてる頃だった。飯田橋の本屋でバイトしている頃だった。
 
 しかし沢野ひとしさんの絵はいいなあ。特にこの頃のは見てるとニヤニヤしてしまう。
 あれっ、沢野さんだけさん付けにしちゃった。

 椎名誠さんを知ったのは、高3の頃NHK-FMの「ふたりの部屋」ってラジオドラマとか朗読とかやる番組で、「気分はだぼだぼソース」や「さらば国分寺書店のオババ」を聞いたのが最初だった。面白かったなー。

 と思ったらYouTubeにあった!! すげえインターネット!

 でもあれッ??! だぼだぼソースは1982年5月放送?! 5月ってことは俺もう高校卒業して東京来てるが‥‥
 あれぇ? そうだったっけ?? おかし〜な〜〜‥‥ 高3の冬に聞いてた記憶なんだけど〜〜〜。
  
 モヤモヤするけどまあいいや。5月てのは再放送だったかも知れんし。まあいいや。懐かしいので聞こう。

 ああ、『沢野ひとしの片手間仕事』はどこやったっけな‥‥
 それと同じ頃に新宿マイシティ山下書店で買った、三角巾で腕を吊った坊主頭の男が「夏祭りは終わったのか‥‥」と呟いてる絵の沢野ひとしTシャツもどこいったかな‥‥