机の前にウキウキと飾っていた谷内六郎カレンダーですが（買った時の日記）、毎月めくる毎に、余りといえば余りに無神経なトリミングに段々と心穏やかに眺めることができなくなってきてしまった。心安らかに嬉しくなるために買ったのに。
なので、せっかく買ったカレンダーですが、視界から隠すことにしました。
これ作った人は絵を勝手にこんなことしてなんとも思わないのかなー。冒涜じゃないかなー。
代わりに沢野ひとしさんの絵を貼ってみました。
なんとも言えずいい。ずっと見てしまいます。
いいなあ。
心穏やかです。
北國アクタス3月号
月刊北國アクタス3月号、発売になりました。
ドンドンツクツ第15話載っております。
石川県・富山県ローカルの雑誌ですが、お近くの書店で注文すれば送料もかからず全国どこでも取り寄せ可能です。その他各種ネット通販でも入手可能です。お気軽にお求めになってみて下さい。どうぞよろしくお願いします。
トキワ荘の青春 デジタルリマスター版
昨年の5月に公開予定がコロナで延期になっていた『トキワ荘の青春』デジタルリマスター版（監督：市川準 / オリジナルは1995年公開）がついに公開になったということで、久しぶりに都会にお出かけして観てきました。シネ・リーブル池袋。
やっぱりいい。
切なかった。
当時観て感動して、これを御守りみたいに思ってた時期があったなあ。
御守りと言っても、ほとんどレクイエムみたいな映画でもあるんですが‥‥ それでもここで鎮魂される漫画家のある精神に勝手に深く共鳴したし、それを俺も守ろうと頑なになったりしたなあ‥‥ モックン‥‥（涙）
その気持ちは25年経って見直しても変わりませんでした（変わらなかったな‥‥）が、同時に、自分があの登場人物たちのようにもがく年代を通り過ぎてしまったことに軽くショックというか諦観みたいなものを感じたりもしました。青春という免罪符は失っているのにあの頃と変わらず漫画の苦しさは続いているということに絶望するというか（笑）。
実際のトキワ荘は事実はこう、とかは別にして、この映画はやっぱりいいです。永遠にいい。
チック・コリア
チック・コリアさん死去 「音楽で愛届けた」追悼 最期の言葉もhttps://t.co/t7vl3MrphP
— 毎日新聞 (@mainichi) 2021年2月12日
ジャズ界の巨匠の突然の訃報。FBには、コリアさんからの最後のメッセージが残されていました。
チック・コリアを最初にちゃんと聴いたのは、1983年のライブ・アンダー・ザ・スカイのNHK-FMでの放送。ミロスラフ・ヴィトウズ(b)とロイ・ヘインズ(ds)とのトリオで（ECMからこのトリオの『トリオ・ミュージック』がリリースされた頃でした）、よみうりランドから生放送していて、この三人がどういう人達かもよくわからないままエアチェックして、そのテープをわからんなりに何度も聴いてました。あのテープは探せばまだあるのかな。
80年代末のGRP時代にエレクトリック・バンドとアコースティック・バンドのライヴを見ました。どちらもジョン・パティトゥッチ(b)とデイヴ・ウェックル(ds)のリズム隊。元気はつらつだったなあ。
チックは80年代中頃だったか、短い間ですが京都に住んでたこともありました。スイングジャーナル誌で京都暮らしの写真記事を見たことがあります。その頃作ったのか、「銀閣寺」なんて曲もあります。エディ・ゴメスの日本制作のアルバム『 ゴメス』(1984)に参加した時に提供してます（もう1曲「ジャパニーズ・ワルツ」も）。その後、自身の『ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド』(1986)でも「Silver Temple」のタイトルで録音しています。『ゴメス』は好きでよく聴きました。
ジャン・ジャック・ベネックスの『ディーバ 』(1981)で、謎のベトナム人少女が万引きするのがチックとゲイリー・バートンの『クリスタル・サイレンス』だったな、そういえば。
どうぞ安らかに。
Chick Corea & Gary Burton - Armando's Rumba
A FLG Maurepas upload - Eddie Gomez - Ginkakuji - Jazz Fusion
銀閣寺 (Chick Corea)
Chick Corea(kb,synth), Eddie Gomez(b), Steve Gadd(ds), Watanabe Kazumi(g)
