ビル・エヴァンスの発掘ライヴ盤。
『ライヴ・アット・ロニー・スコッツ』は1968年エディ・ゴメス(b)、ジャック・ディジョネット(ds)とのトリオの発掘音源シリーズの大トリとでもいうべきロンドン「ロニー・スコッツ」でのライブ音源2枚組。
ディジョネットが持参したテープレコーダーで一本のマイクで録音していたもの。できるだけベースに近い位置でピアノの中にマイクを突っ込んで録音したそうで、正規のライヴ盤レベルの音質とはいきませんが、十分聞けるバランスの音です。
『ライヴ・アット・グレート・アメリカン・ミュージック・ホール1975』はエディ・ゴメス(b)とエリオット・ジグモント(ds)とのトリオでの75年のサンフランシスコでのライヴ2枚組。
数年前に同じトリオで出た発掘ライヴ『On A Monday Evening』は音質が悪くてがっかりしましたが、あれに比べるとこちらはずっといいです。ベースがやたらとでかいですが。でも全然いい。このトリオ好きなので嬉しい。
近所の本屋で見かけて、つい買ってしまった1977~78年のテレビアニメ『家なき子』のDVDブック。杉野昭夫さんの絵が好きなので、うっかり手を出してしまった。
毎月発売で全5巻、全51話もあります。現在3巻まで出ていて、今月末には4巻目が、来月には最終5巻が発売。くじけなければ最後まで買うつもりです。
確か再放送で何話か見た憶えがありますが、ほとんど憶えてないので見るの楽しみです。ですけど、1話目2話目とこの先ひたすら不幸しか待ってなさそうな展開でなかなか辛い。完走できるんでしょうか‥‥ 今んとこ6話まで見ました。俺もがんばって見るからがんばれレミ。
立体アニメーションてことで、その効果のためにやたらと前景が横移動するんですが、最初はおおーと思うものの、しばらく見てるとだんだんそれが鬱陶しくなってきます(笑)。しかし更に見てるとそれにも慣れてきて気にならなくなってきました。とにかく手前のもの(と空の雲)が横移動しまくりです。
杉野昭夫さんの絵は荒々しくても品があって、見とれてしまいますな。美術も美しい。
【公式】家なき子 第1話「シャバノン村のレミ少年」"REMI" EP01(1977)
1968年、キング牧師暗殺などで人種問題に揺れるアメリカで、カリフォルニア州パロ・アルトに住むいち高校生が大ファンのセロニアス・モンクのコンサートを企画、出演依頼にモンクが応え、レギュラーカルテットを引き連れパロ・アルト高校にやってきて演奏したその録音が、奇しくもやはりブラック・ライブズ・マターで揺れた2020年に見つかってCD化されました。
録音は学校の用務員さんによるもの。しかしこれがびっくりするくらい素晴らしい録音です。
よく聴くと何かキシキシとかすれたようなノイズが演奏中ずっと聞こえるんですけど、多分これ、モンクが座っているのが木の椅子で、それが軋む音じゃないかな⁈ 学校でのライブならではというか、そんな生々しさが詰まった録音です。
「ウェル・ユー・ニードント」熱い! ソロ・ピアノの「ドント・ブレイブ・ミー」、「ブルー・モンク」のラリー・ゲイルズのベース・ソロ、ベン・ライリーのドラム・ソロもグッと引き込まれます。かっこいい。
10月にこれポチッたんですが、なかなか発送されず、大晦日にやっと届いて聴くことができました。待ったよ‥‥
www.udiscovermusic.jp
Thelonious Monk – Palo Alto (Mini Documentary)
谷内六郎の絵は見飽きません。本当にすごいし、ちょっと寂しいところにもの凄く惹かれます。